船外機、こう運転すれば燃費が良くなる!
2015/10/24
こんな時代にプレジャーボート乗る人間は、完全に時代の流れに逆流している、今さら燃費なんか気にするな、とツッコミが聞こえてきそうですが(笑)
こんな時だからこそ燃費良く走りたい!
じゃあどうすればよいか?
マイボートにはエンジンのデータをとれるローランスのシステムがあるので、色々と調べてみました。
エンジンはSUZUKI DF140 2012年製
ボートは21ft、少し向かい風でとったデータです。
それがこれ。
上段の中央が回転数、1938回転です。
上段の右が速度、6.1ノット
下段の中央が1リットル当たり何キロ走れるか、3.22kmです。
回転数2000弱の場合は、速度は遅いですが、1リットル当たり3.22kmは相当よいです。これくらいの燃費のアメ車ってありますよね、ある意味、車並です。
ただ、6.1ノットはちょっと遅すぎますね。
続いて、回転数3100の場合です。
リッター当たりの走行距離は2.28kmと相当良いですが、やはり速度がまだまだ遅いので、実用域ではないですね。
17.1ノットで、リッター当たり2.13km。
実用域です。急いでない場合は、これくらいの回転数がベストでしょう。
4000回転は、エンジンの音がうるさいと感じないギリギリの回転数なので、一番良く使う回転数です。
少し燃費は落ちますが、実用域です。
これくらいになると、エンジンの音が若干大きくなり、エンジンに付加をかけているような気がするので、余り使わない回転数です。
ですが、思ったより燃費は落ちてないため、これも実用域ですね。
5000以上の回転は、また後日レポートします。
まとめ
回転数 | 走行距離/1L | 速度 |
1938 | 3.22km | ?6.1ノット |
3094 | 2.88km | 12.2ノット |
3656 | 2.13km | 17.1ノット |
4065 | 1.95km | 20.1ノット |
4500 | 1.83km | 23.1ノット |
いわゆる燃費とは、1リットル当たり何キロ走れるか、ということですが、上記の通り、回転数を上げればあげるほど燃費は悪くなっていきます。
巡航速度という言葉が使われてて、一番少ない燃料で多くの距離が走れる速度を意味していて、一般には4000から4500回転で走る速度と言われています。
しかし、4000から4500回転で巡航速度になるというのは誤りで、回転数が低ければ低いほど燃費がよい、すなわち、少ないガソリンで多くの距離が走れる、ということになります。
燃費を良くするコツは、一言でいうと、
「なるべくゆっくりはしる」
これにつきます。
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Comment
記載の燃料速度計測システム(ソフト)教えてください。
エンジンに何かセットする方法も教えて下さると幸いです。
松風でも理解出来ると良いのですが。
こんばんは。燃料計測に必要なシステムは、1・ローランスHDS(GPS魚探)、2・SUZUKI船外機、3・1と2をつなぐ特別なケーブルです。
特別なケーブルについては、こちらのサイトを参考にしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/iso163mech/12025593.html
特別なケーブルについては、日本では販売していなかったので、海外のSUZUKIのパーツ販売サイトで購入しました。
ショップ名:Browns Point Marine Service
ケーブル名:990C0-88147 Modular Instrument System Engine Interface
990C0-88136 SIMS Adapter to SDS
SUZUKI船外機とパソコンを接続し、パソコンのソフトで計測しているのではなく、1のローランスのGPS魚探の機能を利用して計測しています。
ちなみに魚探は、ローランスのHDS-9 Gen2 Touch で、SUZUKI 船外機は 2012製のDF140です(リーンバーン前)。
国産のGPS魚探(ホンデックス、FURUNOなど)には、ローランスのような、船外機から直でデジタルデータを取り出す機能はないですね。
また、YAMAHAの船外機が対応しているかどうかは、わかりません。
また、不明な点があれば、聞いてくださいね!
有難う御座いました。ローランスのgps魚探ですか?
松風は昨年ホンデックスの8インチに換装しました。もっと早く貴方のhpを閲覧出来てればよかったです。
お小遣いがの余裕が出来たら検討します。その折は教えてください。